時間が必要と改めて主張

　マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、チーム再建のためにクラブから十分な時間を与えられており、3年契約の途中で仕事が中断されることは考えていないと主張している。

　昨シーズン開始からチームを率いていたデイビッド・モイーズ元監督に対しても、ユナイテッドは長期的視野で時間を与えることになると見られていたが、不振の末にわずか10か月で解任。代わって今季からファン・ハール監督が招へいされた。

　プレミアリーグで6試合を終えて2勝にとどまり、キャピタル・ワン・カップでも3部チームに大敗するなど、ユナイテッドはスタートダッシュに失敗している。だがファン・ハール監督は、短期政権に終わる可能性を案じてはいないようだ。イギリスメディアが指揮官のコメントを伝えた。

「3年間の軌跡、3年間の過程が存在する。私は3年契約を結んでいる。私が言うことを信じてもらいたい。契約期間を満了することになるだろう」

「我々は創造的、攻撃的な選手を多く獲得した。そういう選手たちがゴールを生み出すだけでなく、ディフェンスも助けられるようになるまでの過程が必要だ。改善はできている。もう一度言わなければならないのは申し訳ないが、時間が必要だ」

　守備陣のベテラン選手を放出したチームにリーダーが欠けているのではないかとの見方に対しては、次のように答えた。

「その点で何かを言うのは難しい。ご存知のとおり、私はリーダーだった選手たちが去ろうとしていたクラブに来たからだ。(パトリス・)エブラ、(ネマニャ・)ビディッチ、(リオ・)ファーディナンドといった選手たちだ」

「リーダーシップというものも一つの過程だ。1日でリーダーになれるものではない。今は多くの選手たちがその過程の中にいるところだ」

　ユナイテッドは5日、プレミアリーグ第7節の試合でエバートンをオールド・トラフォードに迎える。

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