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大荒れ首位攻防戦はユベントスに軍配!!開幕6連勝、セリエA記録のホーム22連勝達成

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[10.5 セリエA第6節 ユベントス3-2ローマ]

 セリエAは5日、第6節2日目を各地で行った。ここまで無敗同士のユベントスローマの首位攻防戦は、ホームのユベントスが3-2でものにした。

 セリエ3連覇中のユベントスは監督交代を行った今季も開幕5連勝。さらに開幕5戦無失点連勝とセリエA記録を樹立中と文句なしの好発進を決めている。一方のライバルローマも開幕5連勝。ローマもここまでわずか1失点と、ユベントスに負けない好スタートを決めている。互いにウイークデーに欧州CLの戦いを終えての第6節での直接対決。さらにユベントスはこの試合に勝てば、ホーム連勝のセリエA記録を更新する一戦になった。

 前半から大荒れの試合になった。まずは前半27分、ユベントスはゴール前でFKを獲得すると、MFアンドレア・ピルロが直接ゴールを狙う。これが壁に入っていたDFマイコンのハンドを誘い、ユベントスにPKが与えられる。このPKをFWカルロス・テベスが沈めて、ユベントスが先手を奪った。この判定を不服として抗議したローマのルディ・ガルシア監督は、ここで退席処分になった。

 しかしローマもすぐに反撃に出る。前半32分、今度はDFステファン・リヒトシュタイナーがFWフランチェスコ・トッティを抱えるように倒してしまい、PK判定が下る。これをトッティ自ら沈めて同点。ユベントスの開幕無失点を止めた。また今季リーグ戦初ゴールのトッティは、セリエA21年連続ゴールとなった。

 さらにローマは前半44分、FWジェルビーニョのスルーパスに斜めに走り込んだFWフアン・マヌエル・イトゥルベが左足で流し込み、逆転に成功。ユベントスのホームで試合をひっくり返した。

 しかし前半はまだ終わらない。アディショナルタイムに突入して1分、左サイドからペナルティーエリア内に侵入したMFポール・ポグバをMFミラレム・ピャニッチが倒してしまい、この試合早くも3度目のPK宣告が下る。微妙な判定だったが、これを再びテベスが決めて、前半を同点で折り返した。

 前半だけで両チームに3枚ずつのイエローカードが飛び交ったゲームだが、ハーフタイムをはさんだことで、お互いにクールダウン。後半は一転、引き締まった好ゲームになった。

 しかしついに後半41分、スコアが動く。CKの流れからテベスのクロスがDFに跳ね返されるが、ボールは浮き球となってこぼれる。これに反応したのは、前線に残っていたDFレオナルド・ボヌッチ。ペナルティーアーク内で右足ダイレクトで合わせると、豪快なシュートがゴール左隅に収まった。

 後半44分にはユベントスFWアルバロ・モラタとローマDFコスタス・マノラスが衝突。互いにレッドカードが突き付けられるなど、最後まで大荒れとなった首位攻防戦だが、ユベントスが3-2で制して、開幕6連勝。セリエA記録となるホーム22連勝を達成した。


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