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アギーレジャパン初合流の香川、W杯以来の代表合宿に「緊張感」

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 日本代表は6日、新潟市内で合宿をスタートさせ、ブラジルW杯以来の代表復帰となったMF香川真司(ドルトムント)もアギーレジャパンに初合流した。

「メンバーも変わって、スタッフも変わって、緊張感のある雰囲気だと思う」。負傷の影響でアギーレジャパンの初陣となった9月の代表戦は不参加。ハビエル・アギーレ監督とも初対面を果たし、「まだ今日会ってすぐなので、そこまでは分からない。この合宿を通じていろいろコミュニケーションを図っていければ」と意欲的に語った。

 アギーレ監督は1日のメンバー発表会見で香川の起用法について「4-3-3の場合は中盤で見たいと思っている」と言及。ザックジャパンでは左サイドハーフでのプレーが多かった香川だが、本職はドルトムントでプレーするトップ下。それでも「(ポジションは)監督が決めること。選手はそれに従ってやるもの。監督がどういうことを考えているのか、そういう話をしていければ」と、監督の求める役割を理解していくつもりだ。

 グループリーグ敗退に終わったブラジルW杯について「ああいう結果に終わってしまって、自分に対してもサッカーに対しても不十分というか、課題が残った」とあらためて振り返る香川は「あの悔しさを踏まえて、もっとサッカーと向き合いたい」と、日本代表への思い、そして2018年ロシアW杯への決意を強めている。

「あの悔しさをもう一回繰り返すわけにはいかない。どうやったら勝てるのか考えて、それに対して行動する。自分からアクションを起こして成長していきたい」。約3か月半ぶりの代表戦。日本代表の10番が、4年後に向けたリスタートの第一歩を踏み出した。

(取材・文 西山紘平)

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