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メッシVSネイマール!!バルサの盟友が代表で初対決へ

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 2大スターの対決がついに実現する。南米のライバルであるブラジル代表とアルゼンチン代表が11日、中国・北京で行われる国際親善試合で激突。バルセロナのチームメイトであるブラジル代表FWネイマールとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが代表チームで初めて対戦する。

 両者は2011年12月に日本で開催されたクラブW杯決勝で対戦している。当時、サントス(ブラジル)に所属していたネイマールだが、決勝の舞台でメッシを擁するバルセロナに0-4の惨敗。試合後は「勉強になった」と涙ながらに話していたが、約3年の時を経て、今ではバルセロナの盟友となったメッシに“リベンジ”を果たすチャンスが来た。

 ネイマールはアルゼンチン戦へ向け、「大事なのは僕ら(僕とメッシ)ではなく、ブラジルとアルゼンチンが戦うということ」と話しながらも、「W杯では実現しなかったけど、今回はメッシと対戦できそうだね」と、2度目の直接対決を楽しみにもしている。

 ブラジルとアルゼンチンの親善試合は、1914年から1976年まで「コパ・ロカ」という名で不定期に開催されてきた。そして、2011年に「スーペル・クラシコ・デ・ラス・アメリカス」(アメリカ大陸のスーペルクラシコ)として復活し、両国で1試合ずつを行うセカンドレグ制となった。

 これまでの戦績はブラジルが2連覇中だ。2011年の同大会では、アルゼンチンホームの第1戦がスコアレスドロー。そしてブラジルのホームで行われた第2戦をネイマールとFWルーカスの得点でブラジルが2-0で制し、2試合合計2-0で優勝した。

 2012年9月19日に行われた第1戦はブラジルがネイマールとMFパウリーニョのゴールで2-1の逆転勝利。11月21日の第2戦ではアルゼンチンが2-1で勝利したが、2試合合計3-3となり、PK4-3でブラジルが制している。2年連続でネイマールが得点を挙げ、ブラジルを大会制覇へ導いている。

 2年連続で苦杯をなめ、雪辱を願うアルゼンチンだったが、2013年は過密日程の影響で同大会は開催されなかった。W杯南米予選でも、ブラジルが開催国だったため、両国の対戦は実現していない。

 ブラジルW杯では両チームともにベスト4まで進出したが、ブラジルが準決勝でドイツに1-7という歴史的大敗を喫したため、決勝での対決は実現しなかった。24年ぶりの決勝進出を果たしたアルゼンチンも延長戦の末、ドイツに0-1で敗れ、準優勝。大会後、両チームともに監督交代が行われ、新チームが立ち上がっている。

 ドゥンガ監督を迎えたブラジルは9月の初陣でコロンビアを1-0で下すと、続くエクアドル戦も1-0で勝利。今回も負傷明けのDFチアゴ・シウバは不在だが、インテルの新星DFドドーを初招集したほか、MFカカ(サンパウロ)が追加招集され、約1年7か月ぶりの代表復帰を果たしている。

 一方のアルゼンチンはアレハンドロ・サベジャ前監督の後任として、昨季バルセロナを率いたヘラルド・マルティーノ新監督が就任。初陣の相手はW杯王者のドイツだったが、負傷でメッシを欠く中、MFアンヘル・ディ・マリアが1ゴール3アシストの大活躍を見せるなど4-2で勝利し、W杯決勝のリベンジを果たした。

 ともにブラジルW杯で涙をのみ、4年後のロシアW杯に向けてリスタートを切ったブラジルとアルゼンチン。ロシアW杯の南米予選でもしのぎを削ることになる南米の両雄による熱く激しい一戦になるのは間違いない。

★この試合の模様はCSテレ朝チャンネル2で独占生中継!
http://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/sports/0110/

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