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アギーレJデビュー戦へ香川、ゴールもアシストも「両方求める」

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 アギーレジャパン初招集で初勝利に導く。10日のジャマイカ戦(デンカS)でインサイドハーフでの先発出場が濃厚なMF香川真司(ドルトムント)は「このチームで初めてやる試合だし、また4年後に向けてチームを構築していくためにスタートしないといけない。その意識を持ってやりたい」と意気込みを語った。

 合流してまだ4日目。ハビエル・アギーレ監督の戦術も、インサイドハーフというクラブとは異なるポジションも、まだ手探りの状態ではある。「試合をやってみないと何とも言えない。明日の試合でどれだけできるかが一つの物差しになる」。香川自身にとっても新たな挑戦だ。

 香川が最も得意とするトップ下のポジションよりも低めのスタートポジションとなるインサイドハーフ。守備の負担も大きく、ゴールまでの距離は遠くなる。しかし、「ゴールよりもチャンスメイクを意識するか?」と聞かれた香川は「僕は両方を求めたい」と言い切る。

「(クラブと違って)代表は常に集まれる場じゃないし、そういう難しさはあるけど、そのポジションでどこまでできるかが、自分のクオリティーを示すチャンスでもある。自分の良さを出していきたい」

 1勝も挙げられず、最後は無念の途中交代で幕を閉じたブラジルW杯・コロンビア戦から108日。2018年のロシアW杯に向け、止まっていた時計が再び動き出す。

(取材・文 西山紘平)

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