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決定機逃したループシュート…本田「いろいろ考え過ぎた」

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[10.10 キリンチャレンジ杯 日本1-0ジャマイカ デンカS]

 得点はオウンゴールによる1点のみ。それでもハビエル・アギーレ体制3戦目での初勝利をまずは喜んだ。「チームが勝てたのが一番大事なこと」。FW本田圭佑(ミラン)はそう切り出すと、「内容は満足できるものではない。ただ、そういう中でもしっかり失点なく勝てた。攻撃でも、短い調整期間で監督が求めているものを出せたところもある。良くはなっていると思う」と前向きに評価した。

 ミランと同じ3トップの右ウイングで先発。前半16分のオウンゴールは本田のパスからMF柴崎岳が打ったシュートが呼び込んだ。「メンバーも代わって、(香川)真司も入って、あそこで起点になれるし、周りも安心して勝負どころに入れる。得点にはならなかったけど、そこからいい形もあった」。MF香川真司がアギーレジャパン初先発。チームづくりはまだ始まったばかりだ。

 悔やんだのは前半33分の決定機だ。敵陣でDF酒井高徳が相手の横パスをインターセプトし、ゴール前にフリーで走り込む本田にスルーパスが通った。GKと1対1。しかし、左足で浮かせたループシュートはクロスバーをかすめてゴール上に外れた。

「いろいろ考え過ぎた。ああいうところを決めていかないといけない。まあ、自分の実力から言うと、あんなもんかなと」。ミランでは開幕6試合で4ゴールを量産している本田だが、アギーレジャパンでは3試合すべてにフル出場しながら、まだ無得点。キャプテンマークも巻く背番号4の“初ゴール”が待たれる。

(取材・文 西山紘平)

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