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香川代役に浮上…田中、ブラジル戦へ「絶対勝ちに行く」

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 10日のジャマイカ戦(1-0)後に脳震盪の症状を訴え、日本代表から離脱したMF香川真司に代わってMF田中順也(スポルティング・リスボン)が14日のブラジル戦に先発する可能性が出てきた。

 シンガポールでの初練習となった12日、4-3-3のフォーメーションで守備のポジショニングを確認した日本代表。各ポジションで2人が交互にプレーする中、ジャマイカ戦で香川が務めた左インサイドハーフに入ったのは田中一人だった。

 練習後、取材に応じた田中はブラジル戦で先発する可能性について「それはまだ分からないけど……」と前置きしたうえで、「(香川)真司とは違った良さを出していければ」と意気込みを語った。

 日中の最高気温は30度を超え、湿度も90%近いシンガポール。涼しかった新潟とは気候もまるで変わった。普段ポルトガルでプレーしている田中は「久しぶりのまとわりつくような暑さ」と汗をぬぐいながらも、「ACLで経験しているし、懐かしい。ピッチの悪さもすべて懐かしい」と、ネガティブには捉えていない。

 アギーレジャパン初陣となった9月5日のウルグアイ戦(0-2)に先発し、続く同9日のベネズエラ戦(2-2)も途中出場したが、チームの初勝利となったジャマイカ戦は出番なし。3試合ぶりの先発へアピールを続ける田中はブラジル戦に向け、「絶対勝ちに行く。連勝することが大事だし、強い相手に勝つことが大事」と力強く話した。

(取材・文 西山紘平)

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