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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.5]尚志MF鈴木大(3年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」 
[10.11 全国高校選手権福島県予選準々決勝 尚志高 1-0 聖光学院高 鳥見山陸]

 特長はズバリ、がむしゃらさ。「他にストロングポイントを挙げるとしたら?」の質問には「がむしゃらさ、以外ですか・・・」と答えに困り、微笑みながら首を捻っていた。80分間、走って、ハードワークし続けたMF鈴木大(3年)。「がむしゃら」なMFが11年度全国4強、今夏の全国高校総体16強の尚志高に決勝点をもたらした。

 2年ぶりの全国大会出場を狙う聖光学院高との準々決勝は0-0のまま終盤へ突入。泥臭いプレーを持ち味とする鈴木がここで輝きを放つ。MF佐藤凌輔(2年)の左FKに反応すると距離の長いヘディングシュートをゴールへねじ込んだ。満面の笑みを見せて走り出した鈴木にチームメートが次々と飛びつき、祝福。仲村浩二監督も「大は身体能力が高い。それも普通の高さを一個越えるくらいの高さがある。(セットプレーでは)狙っているポイントです。スピードとバネと力強さとがある」と期待するMFが、その身体能力の高さを発揮して値千金の1点をもぎ取った。

「足元があまりないので。球際とか、強さを出せるところは自信を持っている」という鈴木はこの日、右サイドを縦に切れ込む突破で決定機も演出。右サイドでの抜け出し、ドリブル突破を繰り返し試みていた。そして「練習通りだった。狙い通りのゴールですね」というゴール。チームのために走り、ゴールも決めてこの試合の主役となった。
 
 選手権は夢の舞台だ。「高校最後ですし、3年間の力を出す。2年間行けていないので、ここ行かないと。上手いプレーとかできないので、『頑張る』っていう感じですね」。自分ができることを全力で貫いて、仲間とともに全国のピッチに立つ。

(取材・文 吉田太郎)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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