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ベンゲル、エジルの“強行出場”認めるも、クラブの誤診は否定

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 アーセナルアーセン・ベンゲル監督がMFメスト・エジルが負傷したチェルシー戦の前から、左膝の違和感を訴えていたことを明らかにした。エジルはクラブを離れ、ドイツ代表チームへの合流後に左膝の外側靭帯を部分断裂していることが判明した。しかし一方で、指揮官はクラブの医療チームが靭帯損傷を誤診したという見解はきっぱりと否定している。

 英紙『デイリー・メール』によると、エジルはクラブの医療チームへ左膝の違和感を伝えていたにもかかわらず、チェルシー戦へフル出場。試合後に、同箇所の痛みを訴えたという。

 エジルはその後にドイツ代表チームへ合流。代表のメディカルスタッフの判断でMRI検査を受けた結果、左膝外側靭帯部分断裂と診断され、約12週間離脱することが決まった。アーセナルはこれを受けて、エジルの負傷は即座に判断するのは難しいものだったと、声明を発表している。

 ベンゲル監督は『beINスポーツ』のインタビューで「私は深くショックを受けている。彼は(怪我したときに)誰とも接触していなかった」と話すと、「彼が負傷したのはアウトサイドでパスをしたあとだ。ああいったシンプルなパスをしただけで靭帯を負傷しうると判断することは非常に困難だ」と医療チームをかばいながら、「彼がしばらくチームから離れることになるのは非常に辛い」と語った。

「ハーフタイムの時、彼のコンディションにはやや問題があった。彼は膝の痛みを訴えており、違和感を感じていた。私はフィジカルコーチたちに彼の動向に注視するように言い、彼に何かあったら、すぐに私に伝えるように言った。1-0で負けていたから、攻撃的なプレイヤーはなるべくピッチに置いておきたかった」

 レアル・マドリーでは在籍期間の3年間、大きな故障とは無縁だったエジルだったが、アーセナルへ移籍後は故障が続いており、今回は約12週間もの離脱が決まっている。


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