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大宮は無我の3連勝GK北野「1試合1試合に集中できている」

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[10.18 J1第28節 大宮1-0F東京 NACK]

 ゴール数は1-0。しかし、この試合内容をより正確に示しているのは、3対15というシュート数だろう。大宮アルディージャは、J1昇格後、これまでホームで一度も勝てていなかったFC東京に5倍となるシュートを打たれながらも、1-0で勝利した。

 前節の甲府戦に勝利し、5か月ぶりに降格圏を脱出したチームを最後尾で支えているのがGK北野貴之だ。この試合でも後半25分、今をときめくFW武藤嘉紀のシュートを立て続けに防ぐなど、無失点での連勝に大きく貢献した。

 残留争いの渦中にいるが、目の前の一戦を勝ち切ることに集中している。3連勝について聞かれた北野は、「今言われて気が付きました。それくらい1試合1試合に集中できている」と言い、「今日の試合も相手に押されて難しかったが、決定機はそれほど与えなかった。それくらいみんなが集中して、防いでくれた。自分のセーブもありましたが、しっかりコースを限定してくれていました」と、体を張った守備を見せたチームメイトたちに感謝する。

 この日の勝利で大宮は、14位に浮上した。それでも守護神は、「次、また次、また次と準備をして戦っていかないといけない」と、J1残留を確定させるまで、気を緩めるつもりはない。
(取材・文 河合拓)
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