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大宮に連敗のF東京DF太田「攻撃に迫力がなかった」

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[10.18 J1第28節 大宮1-0F東京 NACK]

 アウェーでの大宮アルディージャ戦は、過去8戦全勝。得意としていた一戦だったが、FC東京は0-1で敗れ、初めて大宮にシーズンダブル(同一チームに連敗)を許した。前半、後半ともに相手を押し込みながら得点を挙げられなかった一戦について、マッシモ・フィッカデンティ監督は「決定的なチャンスをつくった中で、私たちは運だけがなかった」と悔しさを口にした。

 一方、左SBながら高い位置取りから、ゴール前にクロスを何度も供給していたDF太田宏介は、攻撃面での「不足」を口にした。「失点をしたこともそうだけど、あれだけ自分たちでボールを持ってチャンスをつくりながら、1点も挙げられなかったことが、こういう結果になったと思う」と言い、「クロスも本数は上げましたが、なかなかそれがビッグチャンスにならなかった。自分の精度もそうですし、中とのタイミングが合わなかったり、中の枚数も足りなかったり、攻撃に迫力がなかったかなと思います」と、悔しがった。

 これでチームは前節の仙台戦(0-1)に続く2試合連続ノーゴールで2連敗。首位・浦和との勝ち点差は14のままだが、この連敗でタイトル獲得は難しくなった。それでも、ハビエル・アギーレ監督の元、日本代表にも選出され、ブラジル戦ではフル出場した太田は上を目指し続ける。

「代表から気持ちはしっかり切り替えられましたし、特別に疲れを感じることなく90分間走れたので。モチベーションの変化は、代表は代表で、東京は東京で、っていう切り替えはできていたので、それを結果につなげられなかった悔しさはあります。(ブラジル戦で)世界トップレベルの選手たちと同じピッチに立つのは、ほとんど初めてに近かったのですが、感じるものは大きかった。その差を埋めるのも、Jリーグで結果を残していかないといけないと思うので。1日1日の練習からもっと意識を高く持って、1ランク、2ランク上の次元でサッカーをしないといけないと思うので、もっと突きつめていきたいし、東京で結果を出すことを第一に考えてプレーしていきたい」と、決意を語った。

(取材・文 河合拓)
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