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スタンダールサポ、最下位相手に不甲斐ないチームに怒り爆発…スタンドからイス投げ込む

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[10.19 ベルギーリーグ第11節 スタンダール・リエージュ1-2ズルテ・ワレヘム]

 日本代表GK川島永嗣とFW小野裕二の所属するスタンダール・リエージュは19日、ホームでズルテ・ワレヘムと対戦し、1-2で敗れた。不甲斐ないチームに一部サポーターが暴れ、試合が一時中断する事態に発展した。

 スタンダールは昨季、20勝7分3敗でレギュラーシーズンを首位で突破。プレーオフを2位という好成績で終えていた。すると、今夏の移籍市場ではFWミッキー・バチュアイやFWイモー・エゼキエルら主力選手が引き抜かれ、補強もうまく進まず、今季11試合を終えて3勝3分5敗と苦しい状況が続いている。

 この日は最下位ズルテ・ワレヘムをホームに迎えたスタンダール。もちろん、勝ち点3獲得を目指して試合に臨んだが、前半21分に川島のファンブルから先制を許し、その後も得点を挙げられないでいた。すると、後半25分を過ぎたあたりからスタジアムを後にするサポーターが多く見られるようになった。

 その後も得点できない時間が続くと、不甲斐ないチームにサポーターの怒りが爆発。ベンチ上当たりでフェンスを壊すなど暴れるサポーターが現れ、後半34分にはスタンドの椅子を壊してピッチへ投げ込み、試合は一時中断となった。

 約10分後に試合は再開されたが、スタンダールは後半43分に失点。同45分にはMFポール・ジョゼ・ムポクが1点を返したが、最下位相手に敗色濃厚となり、再びサポーターが暴れ始め、またもスタンドの椅子を投げ始めた。試合は後半アディショナルタイムに入っていたということもあり、危険を感じた主審がそのまま試合を終えて、挨拶も行わないまま引き上げていった。

 低調なパフォーマンスに批判の声が高まっているスタンダール。このような騒動をサポーターが起こさないためにも選手たちの奮起に期待したい。


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