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G大阪、苦手の柏相手に連勝ストップ…首位浦和との差は「5」に広がる

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[10.22 J1第29節 柏1-0G大阪 柏]

 柏レイソルがホームでガンバ大阪を1-0で下した。柏は2連勝。G大阪はリーグ戦では8月16日の名古屋戦以来の敗戦。連勝は7でストップ。首位浦和との差は「5」に広がった。

 G大阪は前節の川崎F戦に勝利し、10年ぶりの7連勝を達成。首位浦和との差を4に詰めており、3冠の可能性が現実味を帯びてきている。9連勝した97年以来17年ぶりの8連勝の標的となる柏は、直接対決で公式戦6戦勝ちなし中と苦手としている相手。しかし優勝を目指すためにも勝ち点3を積み上げたい一戦だった。

 試合前から冷たい雨が降りしきり、体温を奪う厳しいコンディションの中でキックオフの笛はなった。硬さの見える両チームは前半から慎重な戦いぶりに終始する。前半唯一と言っていい見どころだった28分のMF遠藤保仁のミドルシュートもポストに嫌われてしまった。

 後半開始と同時に両監督が動きを見せた。柏のネルシーニョ監督は、DF藤田優人に代えてDFキム・チャンス、MF輪湖直樹に代えてDF橋本和と一気の2枚替え。G大阪の長谷川健太監督はMF阿部浩之に代えてMF大森晃太郎をピッチに送り込む。

 しかしなかなかリズムは変わらない。柏はこの日がリーグ戦初先発となったDF中谷進之介らを中心にG大阪に思うような攻撃をさせない。後半24分にはFW宇佐美貴史がゴール前に抜けかけるが、思い切って前に出たGK桐畑和繁が防ぎ切り、得点を与えなかった。

 すると後半44分、ついに試合が動く。柏はレアンドロとのワンツーで右サイドをキム・チャンスが突破。クロスを入れるとファーサイドの3枚目のカードとして投入されていたMF太田徹郎まで届く。軽く浮き球となったボールを右足ボレーで捕えると、GK東口順昭も届かないコースに転がった。太田の2試合連続弾によって、柏がG大阪の快進撃を止めた。


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