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[CL]苦しむイタリア王者ユベントスは2連敗、オリンピアコスがホーム戦の強さ発揮

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[10.22 欧州CLグループリーグ第3節 オリンピアコス1-0ユベントス]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は22日、グループリーグ第3節2日目を行った。A組のオリンピアコス(ギリシャ)は、ホームでユベントス(イタリア)を1-0で下した。勝ち点を6に伸ばしたオリンピアコスは2位に浮上。2連敗のユベントスは3位に後退した。

 A組は第2節を終えて4チームが1勝1敗で並ぶ大混戦。リーガ・エスパニョーラとセリエAの王者が同居する組にあって、予想外の展開となっている。迎えた第3節。オリンピアコスとユベントスはお互いに第2節を落としているため、連敗は是が非でも避けたいところだった。

 ユベントスは序盤、セットプレーからチャンスを作った。しかし前半12分にはCKから波状攻撃を見せるが押し込めず。同20分には同じくCKから今度はFWカルロス・テベスが押し込むが、オフサイドで取り消された。

 すると前半35分、ホーム戦に絶対の自信を見せるオリンピアコスが先制に成功する。FWアレハンドロ・ドミンゲスが強引な中央突破を図ると、左サイドのFWコンスタンティノス・ミトログルにパス。ミトログルがダイレクトで折り返すと、ゴール正面のスペースに走り込んだMFパイティム・カサミが左足で流し込む。シュートがゴール左隅に飛ぶと、さすがのGKジャンルイジ・ブッフォンも反応できなかった。

 先制を許してしまったユベントス。何とか同点に戻したいところだが、後半に入っても状況は好転しない。逆に後半15分、オリンピアコスはドミンゲスの横パスをカサミがシュート。わずかに右に外れてくれたが、肝を冷やすシーンを作られた。

 終盤はユベントスが一方的に攻め込む展開になる。しかしオリンピアコスのGKロベルト・ヒメネスがユベントスの前に高い壁となって立ちはだかる。後半35分にはCKからFWアルバロ・モラタが決定的なボレーシュートを放つが、ヒメネスが手に当てると、クロスバーを叩きながら外れる。同41分のテベスのシュートも横っ飛びで防ぎ、ゴールラインを割らせなかった。

 このまま1-0で逃げ切ったオリンピアコスは、対ユベントス5戦目にして初勝利。今大会ホーム戦はA・マドリーに続き、スペイン、イタリア両国王者撃破となった。一方のユベントスは2連敗。イタリア国内では絶対的な強さを見せる王者が欧州の舞台で苦しんでいる。


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