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[CL]ドルト3連勝も、クロップ「シャンパン片手に喜ぶわけにはいかない」

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[10.22 欧州CLグループリーグ第3節 ガラタサライ0-4ドルトムント]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は22日、各地でグループリーグ第3節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)は敵地でガラタサライ(トルコ)と対戦し、4-0で快勝した。3試合連続の完封勝利で開幕3連勝を飾り、D組首位をキープしている。

 『UEFA』によると、試合後の会見でドルトムントのユルゲン・クロップ監督は、「実際、これほど順調に勝つことができるとは思っていなかった。欲しい時にゴールを奪うことができただけだと思う。その後、ガラタサライは私たちに仕事をさせないよう激しくプレーしてきたけど、私たちの守備はよく統制が取れていて、それがキーになった。私たちの普段のプレーと比べると、今回は守備に多くの時間を割いた」と振り返った。

 今季のブンデスリーガでドルトムントが失点をゼロに抑えた試合はなく、いずれも1失点以上を喫している。直近の5試合では、実に9失点もしているのだ。それでも、この日はホームのガラタサライを0得点に抑えてみせた。

 クロップ監督は「勝利を得るためには、いくつかの要因がうまく咬み合わないといけない。今日はうまく噛み合ったし、今日は私たちの日だった」と勝利に安堵の表情を浮かべた。

 18日のケルン戦では1-2での黒星を喫したが、悪い流れを引きずらずに、中3日で迎えた欧州CLで勝利を手にした。指揮官は「中盤ではポゼッションを失うときが何回かあったが、重要な局面でうまく決めることができた。ケルンとの試合と比べると、今日はより縦にプレイできていたと思う」と言いながらも、「ただ完璧にはほど遠い。シャンパンを片手にこの勝利を喜ぶわけにはいかないんだ」と冷静に語った。

 快勝したものの、この日の試合でDFスベン・ベンダーは肘を脱臼した可能性があり、DFマッツ・フンメルスと香川は足を痛めたために大事をとって、“想定外”の交代をした。ようやく負傷者が戻ってきたところだが、再び離脱する選手が出る可能性も高い。なんとか中2日で迎える25日のハノーファー戦でブンデスリーガ6試合ぶりの勝利を手にし、良い流れに乗りたいところだ。


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