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日本代表への期待も高まる長身FW指宿の1G1Aで新潟快勝…鳥栖は痛い2連敗

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[10.26 J1第30節 鳥栖-新潟 ベアスタ]

 アルビレックス新潟が敵地でサガン鳥栖を2-0で下した。新潟は3戦ぶりの勝ち点3。鳥栖は2戦連続の完封負けとなった。

 今夏加入した195cm長身FWがチームの中心になりつつある。新潟は前半42分、MF田中亜土夢のボール奪取から鋭いボールが前線のFW指宿洋史に入る。「亜土夢くんがいいパスをくれた。フリーだったんで決めないと」。冷静にコースを狙って右足を振り抜くと、GK林彰洋も届かないゴール左隅に吸い込まれていった。

 2点目も指宿からだった。後半27分、ターンで相手DFをかわすと、粘ってエリア内に持ち込む。最後はフリーのFW田中達也に横パス。田中達也が押し込むだけのボールを出して、勝利を決定づける2点目をアシストした。

 期待のストライカーの活躍に柳下正明監督も目じりを下げる。「チームとして得点が少ない中で、ゴールに一番近い選手が(点を)取ってくれるのはいいこと」と評価。ただ「まだまだチャンスはあったし、最後に要らないイエローも貰ってしまった」と更なる上積みを求めることも忘れなかった。

 柏の下部組織出身の指宿は、Jリーグを経験することなく海外に渡ったため、新潟でのプレーが初めてのJリーグでのプレーとなっている。新潟で活躍を続ければ、日本代表選出への期待も高まるはずだ。「点を取れて勝てたことがうれしい」と充実感を漂わせる“ルーキーJリーガー”。誰もが23歳FWの開花を待ち望んでいる。

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