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元鹿島DF岩政がタイのクラブ退団「残念な気持ちはある」

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 タイのBECテロ・サーサナFCに所属する元鹿島DF岩政大樹が自身のブログ(http://ameblo.jp/daiki-iwamasa/)で、同クラブを退団することを明かした。

 岩政は退団理由を「何か一つの理由で決めることはなく、いろんなことが噛み合った結果として決断しているのに、限定して話してしまうとそればかりがクローズアップされてしまう」としながらも、「それを覚悟で理由を挙げるとすれば、やはり家族の存在がありました」と綴っている。

「ホームシックとは少し違います。バンコクはとても住みやすい街でした」と綴ると、「敢えて言うなら、ファミリーシックでしょうか、いやこれをホームシックと呼ぶのでしょうか。ただ、2カ月に一度、それも数日だけ家族の顔を見てまた旅立つ生活は、私の生き方として正解に思えませんでした」としている。

 クラブから残留を要請されていたことや1年でチームを去る考えはなかったことを明かしながらも、「1年でクラブを離れることに残念な気持ちはあります。良い結果も出て、今ではこのクラブが好きになってしまったし、必要とされている中でノーと言うのは辛いものでした」と心境を綴った。

 また、タイでは想像していた以上の成果と評価を得られたとしたものの、「そこに残ることは私の中での挑戦という側面からは外れてしまうように感じました」と綴り、「サッカー選手であるうちは、常により難しいことに挑戦していこうというビジョンがあります。自分にとって目標にもなり得ないほど遠い夢だったサッカー選手という仕事は、最後まで自分を高めてくれる挑戦の舞台にするべきだと思っています」と新たな挑戦に向かおうとしているようだ。

 しかし、今季の試合はまだ残っており、「サポーターの皆さんが『なぜここまで私を応援してくれるのか』と思うほど愛してくださった。お返しすることが十分にできたかは分かりませんが、最後まで戦い続けることが私にできる最後のメッセージだと思っています」と残り試合で全力を尽くすことを誓っている。

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