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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.12]西目高MF佐藤勇矢(3年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」 
[10.25 全国高校選手権秋田県予選決勝 西目高 1-1(PK3-5)新屋高 あきぎんスタジアム]

 準優勝の表彰中も涙が止まらなかった。西目高のキャプテン、MF佐藤勇矢(3年)は100分間懸命に走り切って、PK戦も1人目でしっかり成功させ、キャプテンの重責を果たした。しかし、あと一歩で全国の舞台に進むことはできなかった。

 前々日の準決勝・秋田南高戦で眉の上を裂傷。まだ時々血がにじむため、この日は止血の包帯を頭に巻いた状態でプレーした。それでも豊富な活動量で前線から激しいプレスをかけ続け、さらにはドリブル突破から何度もチャンスメイク。後半35分にはMF高橋遼(3年)の同点ゴールをアシスト。延長戦終了の笛が鳴るまで必死に走り続けた。

 西目の畠山啓監督は「アイツだけはすごいなと思う。間に合わないかな、と思うところも全力で迷い無く行ってくれるし、高橋のゴールは彼がボールを奪ってからの得点だった。素晴らしい頑張りだった」と佐藤のプレーを絶賛。指揮官からの信頼も絶大だった。

 試合後、佐藤が人目もはばからず泣き続けたのは、全力を出し切ってピッチ狭しと走り回り、自分たちのサッカーを貫き、それでも全国の舞台に届かなかったからであろう。悔しい思いはぜひ次のステージでの糧にして、大きく羽ばたいて欲しい。

(取材・文 小林健志)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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【特設】高校選手権2014

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