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ドルトムント戦を前に…バイエルンCEOが再びロイスへの関心を明言

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 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOがドルトムントに所属するドイツ代表MFマルコ・ロイスへの関心をあらためて認めた。ドルトムントとロイスは2017年までの契約を結んでいるが、2015年夏に有効となる2500万ユーロ(約34億4000万円)の契約解除条項が盛り込まれているといわれている。

 『スカイスポーツ』によると、ルンメニゲCEOは『Sport1』に対して、「彼のクオリティに関しては承知しているし、彼の移籍条項についても把握している」とロイスについて語り、「若く、素晴らしいクオリティを持ったドイツ代表選手だし、我々も興味がある。しかしドルトムントに対して敵意があるというわけではない」とも話したという。

 過去、バイエルンはドルトムントからMFマリオ・ゲッツェやFWロベルト・レバンドフスキを獲得してきた。同CEOは「ドルトムントは我々と会食するつもりは一切無いということを伝えてきた」と明かすと、「もちろん、ドルトムントと我々の関係は良好ではない」と不仲も認めた。

 なお、ルンメニゲCEOは今夏、ロイスとドルトムントの契約解除条項の内容の一部をメディアに明かし、これにドルトムント側は激怒。

 ドルトムントがヴァツケCEOの名前で「ルンメニゲ氏が3日に1度のペースでドルトムント内部の話をすることに、ドルトムント側は多少の迷惑を感じている」「ルンメニゲ氏の行為によって、すでに緊迫しているドルトムントとバイエルンの関係がさらに害を受ける事態を招いている。当然、我々は今後も雇用者との契約詳細を公に明かすことはない」という声明を発表する事態となっていた。それにも関わらず、ルンメニゲCEOは今回再び、ロイスの「移籍条項」についても言及するなど、ドルトムントを“挑発”したのだ。

 11月1日にバイエルンは、ホームにドルトムントを迎える。リーグでは6勝3分と無敗で首位に立つバイエルン。そして、今季は2勝1分6敗で4連敗中のドルトムント。今季こそ1位と15位という差はあるものの、ライバルとの一戦を前に、ルンメニゲCEOが揺さぶりをかけてきたようだ。


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