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追い付くも勝ち越せず…磐田・名波監督「価値ある同点」

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[11.1 J2第39節 千葉2-2磐田 フクアリ]

 千葉との激闘をドローに持ち込んだジュビロ磐田名波浩監督は、「非常に価値のある同点だったと思います」と試合を振り返った。

 前半32分にDF伊野波雅彦のゴールで磐田が先制して折り返すと、指揮官は「当たり前のように相手が前掛かりになるのが分かっていたので、怖かったらラインを下げていい」と指示を出して選手をピッチに送り出していた。しかし、後半10分と同16分に立て続けに千葉にゴールをこじ開けられて逆転を許してしまう。

 前節の京都戦でも先制しながらも、一時は逆転を許す展開を味わっている。しかし、「前節は1-2となってだいぶ下を向いてしまい、苦しい時間が増えましたが、今節は同じことを繰り返すなと言っていたので、非常に前向きに前掛かりにやってくれたんじゃないかなと思います」と語るように、後半28分にFW山崎亮平の一撃で同点に追い付いた。

 その後、幾度なく訪れる決定機を生かせずに2-2のドローに終わったため、「3点目を取るチャンスはウチの方が多かったと思うので、そこは少し残念でしたね」と悔しさを滲ませながらも、「価値のある同点」と評した。

 今節、2位の松本がJ1自動昇格を決めた。今後はプレーオフを優位な立場で迎える3位争いが、よりし烈を極めていく。「今週あたまに目標設定も変えているので、選手も切り替えていますし、月並みな言葉で言えば、一戦必勝のトーナメントという気持ちでいてくれると思う」と残り3戦での3位死守を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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