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痛恨ボールロストの川崎F MF大島「判断が悪かった」

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[11.2 J1第31節 川崎F 2-3 清水 等々力]

 残留を争う清水エスパルスに敗れ、川崎フロンターレの逆転優勝は、いよいよ絶望的となった。2-2で迎えた後半45分、中盤で前を向こうとしたMF大島僚太がMF本田拓也にボールを奪われる。そこからのカウンターで、決勝ゴールを決められた。

 試合後、大島は「最後にチームに迷惑をかけてしまった」と唇を噛み、「(ボールを)取られると思ったら、前を向かないですし…。ただ、少し、行かなきゃいけないというか、点を取らないといけないところで、判断が悪かったと思います」と、ボールロストの場面を振り返った。

 アディショナルタイムには、ミドルシュートでゴールを狙ったが、追いつくことはできず。「そこまで慌てていなくて、自分の中では落ち着いて打てたのですが、入らなかったので。チャンスもあった分、申し訳ないなと思います」と、敗戦に責任を感じていた。

 後半、チームが機能しなくなった要因に、MF中村憲剛の負傷交代と、FW小林悠の負傷が挙げられるだろう。ボールの出し手である中村、受け手である小林を欠き、最終ラインを高く保つ清水の背後を狙う回数は減った。「少なからず影響していると思います。残った選手がもっとやって、それで勝てたら最高かなと思ったんですけど」と、大島はその影響を認める。

 明日の試合で浦和が勝利した場合、川崎Fの優勝の可能性は消滅する。残り3試合で目標をACL出場権獲得に修正しなければならない状況となり、大島は「次に切り替えます」と、肩を落としてミックスゾーンをあとにした。

(取材・文 河合拓)
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