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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.14]ルーテル学院高MF蛭間匠(3年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」 
[11.2 全国高校選手権熊本県予選準々決勝 ルーテル学院高 1-0(延長)熊本国府高 水前寺公園競技場]

「うちは技術的には(県内の)5番手。でも、蛭間は熊本国府相手にも負けないくらいのスピードと運動量を持っている」とルーテル学院高・小野秀二郎監督も高い評価をしているのが、準決勝進出に導くゴールを決めたMF蛭間匠(3年)だ。
 
 押し込まれる展開となったこの試合において、前半から走り回った。「自分が試合に出させてもらっているのは運動量とか、走力の部分でチームためにできるからだと思っています」と蛭間が語るように、右サイトハーフの位置から自陣まで戻り、体を張った守備でチームを救った。攻撃の部分でもチームのために前線でおとりになる動きや、裏への飛び出しを見せて貢献。後半に入ってもその運動量は落ちず、37分にはカウンターから右サイドを駆け上がり、右足でクロスを入れるなど苦しい時間にも走り切れるところを見せた。

 0-0のまま突入した延長戦の前半4分、途中出場のMF岩崎巧(3年)がアーリークロスを入れると、蛭間は80分を戦い抜いた中でも、懸命に最前線まで顔を出して決勝点を奪った。普通であれば、あきらめてしまいそうなシーンだったのかもしれない。それでも、最後まであきらめずにボールへと食らいついたことがこの得点へと繋がった。「最後のところもあきらめてもおかしくなかった。でも、相手の背後からしっかりと詰め、難しいボールでしたけど、フカさないように上からインステップで打ったなと思います。よく決めましたよね」と、指揮官もその運動量と最後まであきらめない姿勢を称賛していた。

「監督が言うように、歴代のチームと比べて技術的には劣るかもしれないけど、『絶対に球際とかで厳しくいく』という気持ちの部分は持っている」(蛭間)というチームにおいて、蛭間は象徴的な存在だ。3年ぶりの選手権出場へ向けて、まずは準決勝。最後まであきらめずに走り切る。

(取材・文 松尾祐希)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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【特設】高校選手権2014

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