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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.15]大分南高FW竹本伊吹(2年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」 
[11.1 全国高校選手権大分県予選準々決勝 大分高 0-1 大分南高 中津市営サッカーグラウンド]

「相手の足が止まっていましたし、自分はまだ行けると思っていた」。この言葉通り、大分南高のFW竹本伊吹(2年)は大分高を上回る運動量で果敢に相手の裏へと走り続けた。

 苦戦を強いられた前半こそボールが良い形で入らなかったこともあり、前線で孤立。それでも、後半は前線での身体を張ったポストプレーでボールを落ち着かせると、何度も裏のスペースへと飛び出していく。ボールが自分の思ったところに来ないこともしばしばあったが、それでも仲間を信じて走り続けると、良い形で裏へとボールが入ってくるようになった。

「力が入ってしまった」と竹本が言うように、決定機を決めることは出来なかった。しかし、何度も裏へと走ったことは相手の最終ラインを押し下げ、中盤でスペースを作ることへと繋がった。後半31分の決勝点も、竹本の動き出しによってゴール前にスペースができたことから生まれた。見えない部分で攻撃を助けていた動きがもたらした決勝点。彼が陰のMVPだと言っても過言ではないだろう。

「元々、あのような決定機を外すタイプ。アイツが決めていればもっと楽になっていたけれど」と三重野英人監督が注文を付けたように、得点力という部分では課題が残る。しかし、この日の試合では何度もチャレンジした裏への飛び出しでチームの勝利に貢献。「後ろで守っている選手のために前線で起点になりたかった」という竹本の言葉は嘘偽りのないものだった。大分南史上初の決勝へ勝ち進むためにも、竹本は準決勝でも何度でも裏へと走ってみせる。

(取材・文 松尾祐希)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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【特設】高校選手権2014

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