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[CL]警戒された内田の攻撃参加「僕が上がると相手ベンチが…」

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[11.5 欧州CLグループリーグ第4節 S・リスボン4-2シャルケ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は5日、各地でグループリーグ第4節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)は敵地でスポルティング・リスボン(ポルトガル)と対戦し、2-4で敗れた。

 前半17分にFKからオウンゴールで先制したシャルケだが、同26分にFKから同点に追いつかれた。「先に点が取れたし、セットプレーは狙っていたけど、セットプレーでやられちゃうとね。でも1-1でも全然、悪くないと思っていたんだけど……」。後半7分、サイドチェンジを受けたMFナニに内田、MFチネドゥ・オバシの2人でプレッシャーをかけたところをフリーのDFジェフェルソンにつながれ、ミドルシュートを叩き込まれた。

「良いシュートだった。良い軌道で、入ると思った」。勝ち越しゴールのシーンを振り返る内田は「先に点を取っただけに、あれでガクッと来た」と率直に語った。悔やまれるのは前半36分のシーン。右サイドをオーバーラップした内田がオバシとのワンツーで中に切れ込み、FWクラース・ヤン・フンテラールに当てた落としをMFマックス・マイヤーが左足で狙った。

 しかし、シュートはクロスバーの上へ。2-1と勝ち越す絶好のチャンスだっただけに、「やっぱりアウェーではああいうチャンスを決めておかないと。いつも言っているとおりだけど」と悔やしそうに振り返った。

 内田自身、相手に警戒されていることは感じていた。「僕が上がると、相手ベンチがワーワー言っていたので。この前の試合のスカウトもしていると思うけど、上がるとナニに『付け、付け』と言っていた。少ない回数で、ゴールとかチャンスも限られてくるなと思っていた」。直前のリーグ戦で約50mのオーバーラップから決勝点をアシスト。当然、内田の攻撃参加はS・リスボンにとっても警戒ポイントだった。

 第4節を終えてシャルケは勝ち点5のまま2位をキープしているが、勝ち点4に伸ばしたS・リスボンが1差に迫った。3大会連続の決勝トーナメント進出へ、次節25日のホームでのチェルシー戦が重要な意味を持ってきそうだ。


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