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[選手権予選]柏日体は無念の敗退、浜田先制FKと好守で流経大柏追い詰めるも・・・:千葉

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[11.2 全国高校選手権千葉県予選準々決勝 柏日体高 1-2 流通経済大柏高 東総運動場]

 柏日体高は波乱を起こすに十分な戦いを見せたが、後半アディショナルタイムの失点で力尽きた。プレミアリーグ勢の流通経済大柏高の迫力あるサッカーに怯むことなく、球際に激しく突っ込むなど真っ向から応酬。押し込まれてもゴール前でハイボールを跳ね返して全国的な強豪に食い下がった。そして前半24分には10番MF浜田将司(3年)が右足FKをゴール左隅へねじ込んで先制。ピッチサイドまで駆け寄って喜んだ控え部員たちのボルテージも一気に上がった。

 球際で負けなかった柏日体は、要所を封じて流経大柏に決定機をつくらせない。自分たちのリズムに引きずり込んで試合を進めていた。ただ、1-0の後半24分、セットプレーのこぼれ球を流経大柏FW高沢優也にクリーンショットで決められると、その後は流経大柏の圧力を押し返せなくなった。そして後半アディショナルタイムに再びセットプレーのこぼれ球から決められて惜敗。片野慶輝監督は「球際だけは負けるなと言ったので。良く頑張ってくれた」と選手を讃えた一方で「守り切れないのはウチの弱さ。また頑張ります」と敗戦を認めていた。

 昨年は関東大会予選を制し、今年も関東大会予選で準優勝。この日の戦いからも86年の全国高校総体以来となる全国舞台は決して遠くないことを感じさせた。敗戦を乗り越えて、期待の2年生FW藤岡優也やCB常田航平ら下級生が来年の全国進出を目指す。

[写真]柏日体は前半24分、MF浜田が先制FKを決める

(取材・文 吉田太郎)
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