延期は認められず、中止の可能性も

　モロッコは8日、2015年アフリカ・ネーションズカップを予定されていたとおり来年1月に開催することを拒否する決定を下した。大会は中止となる可能性も出てきている。

　アフリカで猛威を振るうエボラウイルスの感染拡大に関する懸念のため、モロッコは大会を来年夏あるいは2016年1月に延期することを要請。だがアフリカサッカー連盟(CAF)はこれを受け入れず、8日までに開催の意志を確認することをモロッコに求めていた。モロッコはこれに応じず、スポーツ大臣が開催拒否の意向を表明している。

　CAFは11日にカイロで開かれる実行委員会で対応を協議し、開催地変更あるいは大会中止などの対応を発表する見通し。モロッコに対しては今後の大会への出場停止処分が科される可能性もあると見られている。

　2015年アフリカ・ネーションズカップは、1月17日から2月8日までの開催が予定されていた。大会が開催されるかどうかは、各国代表選手が所属する欧州主要リーグのクラブの戦いにも影響を及ぼすことになる。