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代表合流の内田、左手にテーピングも「手を使ったらハンドなので」

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 日本代表は10日、愛知県内に集合し、14日のホンジュラス戦(豊田ス)に向けて合宿をスタートした。メキシコ企業が主催するサッカー殿堂に選出されたハビエル・アギーレ監督は練習前のミーティングに参加後、チームを一時離脱。指揮官不在の中、前日9日に試合のあったMF香川真司(ドルトムント)、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)を除く21人で約1時間半の練習を行った。

 ブラジルW杯以来の代表復帰となったDF内田篤人(シャルケ)は8日のフライブルク戦で左手甲を負傷し、代表合流が心配されたが、この日帰国し、練習にも参加。軽めのメニューということもあり、最後のフットバレーを除いてチームメイトとともに汗を流したが、左手には痛々しいテーピングが巻かれた状態だった。

 ただ、病院で検査を受けた結果、「異常はないので大丈夫」と、骨折やヒビはなかったと説明。「腫れがひどいし、痛みもあるけど、手を使ったらハンドなので」と、プレー面への影響は否定した。

 とはいうものの、実戦形式となった際のコンタクトプレーでどうなるかは今後の練習の中で見極めていく必要がありそうだ。さらに「膝があれなので、ドクターと話しながら」と、W杯前から抱える右膝の故障は完全には癒えぬまま、クラブで出場を続けている。ホンジュラス戦出場に関しては「ドクターと話し合って」と繰り返し、慎重な姿勢を崩さなかった。

 約4か月半ぶりに戻ってきた日本代表。アギーレ監督とは「挨拶程度」だったそうで、「いなくなっちゃったので、また早く会いたいと思うし、新しいスタッフもいるので、コミュニケーションを取っていきたい」と、静かにリスタートを切った。

(取材・文 西山紘平)

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