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4戦連続不発に「ストレス」感じる本田、解消のカギは「無心」

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 クラブで募る「ストレス」を代表で爆発させる。開幕からの7試合で6ゴールとハイペースで得点を重ねてきたFW本田圭佑(ミラン)だが、最近4試合はノーゴール。チームも4試合勝ちなし(3分1敗)と、本田のゴールが止まったのと同時に勝利から遠ざかっている。

「ストレスですよね。ゴールが取れていないストレス。チーム自体がいい形でゴールを取れていないストレス。チームがなかなか勝ち点を積み重ねられていないストレス。自分がゴールしないことでチームがうまい方向に行かないストレス。それがあるのは当然」

 先週、体調不良で練習を休んだ本田は「喉の炎症があった」と、一部で報じられたインフルエンザの症状は否定。週末のサンプドリア戦も先発したが、今季最速となる後半14分で途中交代した。ミランの10番を背負い、チームの中心的立場にいるからこそ、自分自身のゴールが止まり、チームの結果も出ていないことにストレスと責任を感じている。

 アギーレジャパンでも過去4試合でゴールがないが、「代表に関してはミランと立ち位置が違う。続けるということ」と、チーム立ち上げの時期で、新たな選手も試しながらの試合が続いたことを考慮に入れる必要があると指摘する。

 いずれにせよ、代表でも「結果を求める」姿勢は変わらないが、「矛盾するようだけど、ストレスに感じると(ゴールを)取れないのがサッカー」と持論を展開。「無心というか、そういう状態で入ったとき、結果が出ているケースが多い。(点を)取りに行くけど、トゥーマッチにならないことが大事」と語った。

(取材・文 西山紘平)

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