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ベンゲルが白旗を挙げる? 「誰もチェルシーに追いつけない」

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 プレミアリーグは、複数のビッグクラブが優勝を狙えるリーグとして知られている。ロンドン北部に本拠地を置くアーセナルも、その一つだ。しかし、そのクラブを率いるアーセン・ベンゲル監督は、違う考えを持っているようだ。英『スカイスポーツ』に対してベンゲル監督は、どのチームもロンドンのライバルクラブであるチェルシーに追い付けないと語った。

 9日にスウォンジーに敗れたアーセナルは、チェルシー戦以来となる今シーズン2敗目を喫して6位に順位を落とした。試合後、ベンゲル監督は「このままいけば、チェルシーの勝ち点は105になる」とコメントし、「現状のペースで勝ち点を挙げ続ければ、誰もチェルシーに追い付けない。それは確かなことだ」と、11試合で勝ち点12差が付いている首位クラブの独走を予見した。

 ライバルクラブの好調の要因について「特定の理由はないが、彼らは良いスタートを切った」と言うベンゲル監督。03-04シーズンに無敗優勝を遂げた経験のあるフランス人監督は、「負けていないときというのは、自分たちに疑問を持ったりしないものだ。難しい局面になったときも、他のチームよりほんの少しだけ強い気持ちを彼ららは持てている。それがチームを後押ししているのかもしれないね」と、続けた。

 そして、試合を支配しながらも敗れたスウォンジー戦を振り返り、「私たちは現実の世界を生きている。フットボールの世界では勝てる試合は、勝たなければいけない。今日はそういう試合だった。プレミアリーグのタイトルに挑戦したいのであれば、今日の私たちよりも、もっと現実的な戦いを見せなければいけない」と、自チームに苦言を呈した。

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