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戻ってきたキャプテン、アンカーで出場の長谷部「とにかく頭を使った」

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[11.14 キリンチャレンジ杯 日本6-0ホンジュラス 豊田ス]

 頼れるキャプテンが戻ってきた。9月のアギーレジャパン初陣に招集されながらも、左ヒザの違和感のためチームを離脱したMF長谷部誠が、ホンジュラス戦で初先発を飾り存在感を示した。

 アンカーの位置に入った長谷部は「なかなか慣れないポジションでしたけど、とにかく頭を使ってプレーしました」と話したが、チームのバランスを取り、ポジショニング良くセカンドボールを奪って守備を締めると攻撃面でも魅せた。DF吉田麻也のゴールで先制して迎えた前半41分、相手のパスに反応するとダイレクトで前線へとボールを送る。このボールに走り込んだFW本田圭佑がきっちり流し込んで、チーム2点目が生まれた。

 3連敗でグループリーグ敗退に終わったブラジルW杯後、自身初の代表戦だったこともあり、「ブラジルW杯で応援して下さった方々を内容、結果ともに失望させてしまった」と約5カ月前の出来事を振り返ったが、「また、もう一度自分たちに期待してもらえるようにやっていこうと、新しいスタートを切るという形で今日は点も取れましたし、良かったんじゃないかなと思う。今日はチーム全員で、しっかりコミュニケーションとってやれたと思うし、若い選手もたくさん入ってきているので、そういう選手たちとともに日本サッカーを良くしていきたい」と胸を張って答えた。

 18日に行われるオーストラリア戦に向けて、「オーストラリアはアジア杯でもライバルとなる国ですし、そういうチーム相手にしっかりとした内容、そして結果を求めてやっていきたい」と意気込みを示すと、連覇が懸かるアジア大会へ向けて「まずは個人的に選ばれることが大事ですし、チームとしてはもう一度アジアの頂点を目指してやっていきたいと思う」と再びアジアの頂点へ立つために戦い続けることを誓った。

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