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アギーレJで左SB初先発の酒井「以前よりやりたいことを出せている」

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[11.14 キリンチャレンジ杯 日本6-0ホンジュラス 豊田ス]

 アギーレジャパンのこれまでの4試合中3試合に右SBとして先発出場してきたDF酒井高徳(シュツットガルト)が、現体制下では初めて左SBとして先発出場。所属チームでのポジションと同じ位置でプレーし、攻守にわたってガッツを見せた。

「チームと代表では同じ左SBでも違いはあるけど、自分の中では思い切りやれたと思う」と、自己評価もまずまずだ。

 10月のブラジル戦では、世界トッププレイヤーの一人であるネイマールとの対峙も含め、力強い守備を見せて存在感を示した。

「以前は代表に入ると“足を引っ張らないようにしよう”とか“マイナスの影響を与えないように大事にサッカーをしなければいけない”とか、受け身になっている自分がいた。でも今は新しい監督になって、失うものは何もないと思ってやっている。やりたいことを出せていることが今までと違うと思う」

 とはいえ、決してこれで満足しているわけではない。「サイドバックはDFだけど、自分では守備だけではないポジションだと思っている。今日は6点入ったのにアシストも付いていない。FWみたいな言い方になるけど、やっぱり結果を残さないといけないと思っている」と貪欲だ。

 ホンジュラス戦ではあらためてベテラン勢の力を見せつけられたという思いもあった。「僕ら若手はまだまだだと思った。もっと若手が頑張っていかないと」と言う酒井。左右両SBをこなせる実力者の株が今、グンと伸長している。

(取材・文 矢内由美子)

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