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今度は右SBで先発か、酒井「結果を早く出したい」

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 DF内田篤人が2日連続の別調整となったことで18日のオーストラリア戦(ヤンマー)ではDF酒井高徳(シュツットガルト)が右SBで先発する可能性が出てきた。

 内田が欠場となれば、代表デビューとなるDF松原健を起用するか、14日のホンジュラス戦(6-0)に左SBでフル出場した酒井を右に回すかの選択肢となる。酒井は「右も左もできることは監督に選択肢を与えられる。右でも左でも同じようなパフォーマンスを出さないといけないし、そういう意識は常にしている」と、どちらにも対応するつもりだ。

 現在、4試合連続先発中の酒井だが、クラブと同じ左SBで先発したのはホンジュラス戦がアギーレジャパンでは初めて。それまでの3試合は右SBだった。

「視野の取り方というか、景色が違うし、センターバックとの距離感にも違和感が出るので、そのあたりは気を付けないといけないし、切り替えることが必要」

 左右が変わるときの心構えについてそう語る酒井は「左足のほうが力まなくていいというのがある」と、クロスに関しては左サイドのほうがやりやすいというのが正直なところだが、「今までも右でやってきたし、サッカーにはいろんな状況があるから」と準備はできている。

 4試合連続先発中とはいえ、定位置を確保したという意識はまったくない。「4試合出させてもらって、結果が出ていないのは悔しい。チャンスになったシーンはあるけど、ゴールとかアシストになっていない」。10月10日のジャマイカ戦ではFW本田圭佑にスルーパスを通すなど決定機を演出したが、本田のループシュートがクロスバーを叩き、アシストにはならなかった。

「しっかりした結果を早く出したい。そんなに長くチャンスはないと思っているし、こだわってやりたい」。6-0で大勝した14日のホンジュラス戦後にも「今日は6点入ったのにアシストも付いていない」と悔しさを隠さなかった酒井。左右両SBをこなすポリバレント性に加え、結果に直結するプレーでさらなるアピールを狙う。

(取材・文 西山紘平)

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