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[選手権予選]自慢の攻撃力で3得点奪い、PK戦制す!前原が沖縄3冠達成!

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[11.15 全国高校選手権沖縄県予選決勝 前原高 3-3(PK5-4)西原高 西原町民陸上競技場]

 第93回全国高校サッカー選手権沖縄県予選決勝が15日に 西原町民陸上競技場で行われ、今年新人戦、総体予選優勝の前原高西原高が激突。3-3で突入したPK戦を5-4で制した前原が県内3冠、そして35年ぶり2回目の全国大会出場を果たした。

「最後まで諦めないでやってくれたと思います。いつも言っているんですけど、この応援。この応援がないと止まると思うんですけど、チーム、学校の雰囲気で勝ち取った優勝だと思います」。和仁屋恒輝監督は応援に感謝した。前原は前半15分にDF祖堅拓耶のゴールで先制。だがロングボール中心にダイナミックな攻撃を繰り出してくる西原のMF宮城仁志とMF石川涼太(ともに3年)に決められて逆転を許してしまう。それでも指揮官は「0-1、0-2とビハインドでもこっちも点取れるから全然焦らないで最後までやろうという確認はしていました。前半1-2で折り返した時も『全然ゲームプラン、想定内だから後半行くぞ』と言うことで後半に入りました」と振り返る。

 その言葉通り、前原は攻撃の中心としてボールを動かしたMF當山隆馬(3年)やエースFW田里駿主将(3年)を軸としたパスワークで反撃。応援も後押しに攻める前原は後半4分に田里が同点ゴールを決めると、10分には田里のスルーパスから交代出場のFW上間夕輝(3年)が勝ち越しゴールを奪って逆転に成功する。22分に西原MF川満拳也(3年)に決められてPK戦に持ち込まれたものの、PK戦では西原1人目のキックを前原GK新城隆矢(3年)が左へ跳んでストップ。西原も前原3人目のシュートをGK下地麗羅(3年)が右へ跳んで止め返す。それでも先攻・西原6人目のシュートが枠を外れると、最後は前原・祖堅が右足で左隅へ決めて熱戦に決着をつけた。

 前原の和仁屋監督は「ボクは4月から来ているけれど、最初にあったミーティングの時にですね、(選手たちが)『自分たちは3冠目指している』と。『じゃあ、上を目指してやろう』とやってきました。ひとつの大きな目標が達成できて良かったと思います」と喜んだ。夏の全国高校総体では4強入りした青森山田高(青森)と初戦で戦い、0-3で敗戦。だが「相手の圧力で0-3ということでしたけれどやれる時間はあったんですよ」と通用したという手ごたえを持つパス、ポゼッションを武器に選手権の全国大会ではひとつでも多くの白星を目指す。

(取材 長濱耕樹)

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