監督交代のインテルに対抗か

　イタリア『スカイ・スポーツ』は20日、ミランのフィリッポ・インザーギ監督が23日のミラノダービーで、戦術変更のサプライズを見せるかもしれないと報じた。MF本田圭佑が先発から外れる可能性もあるという。

　インテルはインターナショナルウィーク中に指揮官が代わった。ロベルト・マンチーニ監督が就任したことで、4バックへの変更など、これまでと異なる戦術でミラノダービーに臨むと見られている。ミランとしては、研究材料がない厄介な状況だ。

　インザーギ監督はこれに対抗するつもりなのかもしれない。つまり、新生インテルに驚かされるのではなく、自分たちが変えてインテルを驚かせるということだ。『スカイ』は、「難しいが不可能ではない」と伝えている。

　報道によると、インザーギ監督は多くの選手を使ってさまざまなことを試しているという。いつもの4-3-3以外に、4-4-1-1、4-2-3-1といったシステムも検討しているそうだ。FWフェルナンド・トーレスとMFジェレミー・メネスを縦の関係で同時起用し、2列目の右サイドにMFジャコモ・ボナベントゥーラ、左サイドにFWステファン・エル・シャーラウィを起用するという。

　だが一方で、『スカイ』は「インザーギ監督が本田を起用し、メネスかF・トーレスを外して、4-3-3に戻すことを考えることもあり得る」とも報じている。

　なお、ミランはMFナイジェル・デ・ヨングとDFイニャツィオ・アバーテがダービーに間に合うかも注目されているが、両選手は20日にも別メニュー調整となっており、起用は難しいのではないかと言われている。

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