地元選手の成長を目指す

　イタリアサッカー連盟(FIGC)は20日、2016年からの導入を目指すセリエAの登録ルール改正案を承認した。セリエAの各クラブは、登録選手数が最大25名となる。

　クラブが登録できる選手は25名となり、うち4名はイタリア出身、また4名がクラブ下部組織出身でなければならない。U-21に関しては制限なしとなる。

　EU圏外選手の登録についても、ユース選手が最初に登録する際は、すでにイタリアに居住している必要がある。また、両親がスポーツ以外の理由でイタリアにいること、最低でも4年学校に通っていることが条件となった。

　また、EU圏外選手を入れ替える場合、新しい選手は最低3年以上、プロ契約をすでに結んでいる選手でなければならない。

　この夏就任したカルロ・タベッキオ会長の主導で行われた改革案は、イタリア人選手の成長をうながす目的だが、各クラブにとっては一定の痛手となりそうだ。イタリアサッカー選手協会やイタリア監督協会は反対の意向を示していた。

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