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リベンジに燃える浦和GK西川「最後に自分たちが笑っていたい」

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[11.22 J1第32節 浦和0-2G大阪 埼玉]

 後半43分まで失点ゼロで抑えた。チームを最後方から見守り、自身のセーブで勢いを与えていたGK西川周作だったが、そこから立て続けに2失点を喫してしまう。優勝に王手を賭けていた浦和レッズは0-2で敗れ、8年ぶりのリーグ制覇は次節以降に持ち越しとなった。

「最初から勝ちに行っていたし、攻撃的に行くのが自分たちのスタイルでもあるので」と西川が語ったように、前半は浦和が主導権を握って試合を進めた。ゴールが生まれない中、G大阪にも好機を作られたが前半45分のピンチには西川が立ちふさがり、FWパトリックのヘディングシュートをきっちり弾き出した。

 後半に入るとG大阪に押し込まれる時間帯がありながらも、同40分のMF阿部浩之のシュートを再び西川がセーブするなど得点を許さず。しかし、試合終了間際の同43分に均衡を破られてしまう。カウンターを浴びると最後はFW佐藤晃大に流し込まれた。

 1点を奪われた後も、「自分たちは試されているぞ」とチームメイトに檄を飛ばし、「皆のことを信頼しているので、1点取られても点を取ってくれると信じていたし、自分も追加点を奪われないようにしていた」と語ったが、後半アディショナルタイムにはMF倉田秋にダメ押しゴールを奪われてしまった。

「前半が終わって0-0で、1点勝負となりました。どんなシュートも止めたかったけど」と、西川は悔しさを露わにした。

 次節は2戦2敗と勝利のない、鳥栖のホームに乗り込む。今季加入した西川は「鳥栖には去年も苦しい思いをした」と語ると、「今日以上に厳しい戦いになると思うけど、リベンジをしたい」と意気込みを示し、「最後に自分たちが笑っていたい」と優勝への思いを改めて語った。

(取材・文 折戸岳彦)
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