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日本人対決実現も本田「スタメンで出たかった」…5戦不発は「実力ですよね」

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[11.23 セリエA第12節 ミラン1-1インテル]

 日本代表MF本田圭佑の所属するミランはDF長友佑都の所属するインテルと対戦し、1-1で引き分けた。フル出場した長友に対し、本田は後半27分から途中出場。通算211回目の伝統の一戦で、初の日本人対決が実現した。

 今季初のベンチスタートとなった本田に出番が回ってきたのは後半27分。FWフェルナンド・トーレスと交代で入ると、3トップの右に入って攻撃を活性化させた。同32分にはエリア内で切り込んで左足を振り抜く。シュートはGKの正面を突いてしまったが、積極的なプレーを見せた。

 しかし試合後の本田に満足する様子は見られなかった。「前の4試合で結果を残せなかったことでレギュラー落ちしたということに尽きる。僕自身、最近のパフォーマンスが低調だったということを受け入れないといけないと思っています。今日に関しても少ないチャンスをものにするべきだった。本当のスターというのは一本のシュートをすぐに決めることが出来るんじゃないかなと思うので、反省しないといけない。結果を出さないと、このクラブでレギュラーで居続けることは出来ないので、危機感は常に持っています」。

 注目された日本人対決が実現したことについては「本当であれば、両方スタメンで出たかった。それでも日本人のサッカーファンにとっては、盛り上がってくれたんじゃないかなと。盛り上がってくれたなら、サッカー選手として嬉しいことですし。次はスタメンで出れるように、しっかり準備したい」と話した。

 開幕7試合で6ゴールと、得点を量産した本田だが、ここに来て5試合連続無得点と、勢いが影を潜めている。これについては「実力ですよね、これが」とキッパリ。「最初は警戒されてなくて、ここで警戒されて、左足をどう防いだらいいかを研究されれば、結果が出せない。ただそれを上回らないと、自分の思っているところに到達出来ない。そのためにはこういう失敗を繰り返して、トライし続けることが何より大事なんじゃないかなと。違う選択肢を選ぶことも出来るんですけど、それは求めていない。もう少し、先にビジョンを描いているつもりです」と冷静に捕えた。


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