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[プレミアリーグEAST]柏U-18、SHで抜擢された右SB熊川が持ち味発揮の先制アシスト

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[11.22 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 柏U-18 3-1 市立船橋高 日立台総合G人工芝]

 柏レイソルU-18はこの日、これまで右SBのレギュラーを務めてきたDF熊川翔(2年)を右SHとして先発起用。公式戦で先発の右SHを務めた経験のなかった熊川だが、持ち味のスピードを活かして先制アシストを記録するなど勝利に貢献した。

 立ち上がりからアグレッシブな守備面でもチームの活力になっていた熊川は後半9分、タイミング良く右サイドのスペースを突いてMF山崎海秀からのパスを引き出す。そして2列目から飛び込んできたMF麦倉捺木へ絶妙なラストパスを通して先制点をもたらした。

「スピードで裏に抜けたりするのがストロングなので、それを活かして行こうと思っていた。いいところを出してチームにいい影響を与えられたいいと思っていた。1点目なんか、自分の良さが出せたので良かった。攻撃のところはSBと変わらないので違和感なくできたと思います」と胸を張った熊川は、この一週間前の練習試合で右SHとしてテストされていた。「練習試合では前の3人(CFと左SH)でつながれと言われていて、つながりで点を取れていた」とやれる手ごたえはつかんでいたが、MF白川恵士朗の怪我や努力の右SB加藤颯人の台頭もあり、そのまま右SHとしてプレミアリーグ再開初戦で先発出場。掴んでいた手ごたえそのままに連係良い動きで得点に絡んだ。

 下平隆宏監督は「個人的には熊川も良く頑張ったと思います」と名前を出して賞賛。熊川自身にとっても今後の可能性を広げるゲームとなった。チームは市立船橋高戦勝利によってプレミアリーグEAST優勝へ大きく前進。熊川は「目の前の試合を大事にして、それを勝っていけば取れると思う」と今後の一戦一戦を大事にしながら、日本一を目指していくことを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)
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