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[プレミアリーグEAST]磐田内定の市立船橋GK志村「少しでも成長した状態で次のステップへ行きたい」

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[11.22 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 柏U-18 3-1 市立船橋高 日立台総合G人工芝]

 来季のジュビロ磐田加入が内定している市立船橋高の日本高校選抜GK志村滉(3年)は、高校選手権予選での敗戦からプロ入りする来季へ目標を切り替えている。この日は後半の3失点によって1-3で敗戦。特に後半9分に奪われた1点目については至近距離からのシュートだったものの、「自分がもう1回振り返ってみても、脇の下抜けて行った失点だったので止められたと思います」と悔やんでいた。これまで数々のビッグセーブでチームを救ってきた志村だが、よりシュートストップを向上させ、フィジカル面も強化して来季を迎えるつもりでいる。

 高校選手権予選で敗退した現在、志村が市立船橋の選手として臨む公式戦はあと2試合だけ。「(高校生活は)残り少ないんで、そこでできるだけ上でやる準備をして、今の自分よりも少しでも成長した状態で次のステップへ行きたいと思います。公式戦ではあと2試合しかないんですけど、引退してからも(市立船橋の)練習に参加したいと思いますし、そこで筋力アップだったり、自分の苦手なシュートストップとかちょっとずつ上げていければと思います」と意気込んだ。

 16日に流通経済大柏高と戦った千葉県予選決勝で市立船橋は2-0とリードしながらもそこからまさかの逆転負け。1年前、全国大会準々決勝で現名古屋グランパスの京都橘高FW小屋松知哉に2ゴールを決められ、「あの試合は『自分で負けた』と思っています」と選手権での敗戦を糧に成長を遂げてきた。もちろん、選手権の舞台にもう一度立ち、日本一になるという夢が叶わなかった悔しさがある。ただ、プロで活躍するための準備に集中することを誓った志村は「全国優勝しかないぞ」と声をかけたという流経大柏のMF久保和己やDF小川諒也といったライバルたちに日本一の夢を託し、自身は将来のためにスキルを磨くことに集中する。

(取材・文 吉田太郎)
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