手痛い失点でドローのローマ

　ローマは25日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第5節でCSKAモスクワと対戦し、敵地で1-1と引き分けた。先制しながら逃げ切れず、FWフランチェスコ・トッティはマイク・タイソンのパンチを見舞われたようだと落胆をあらわにしている。

　前半にトッティがCL最年長得点記録を更新するゴールを決めて先制したローマ。後半も失点せずに終盤を迎え、そのまま逃げ切るかと思われたが、アディショナルタイムにクロスボールがそのままゴールに決まり、同点とされてしまった。

　試合後、トッティは次のように話している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「すべて完璧だったんだ。僕が決めて、勝って、ほぼグループステージ突破のはずだった。あの同点ゴールはタイソンの一発みたいだった。前半は良かったんだ。でも、ビッグになるには、もっとうまくリードをコントロールして勝たなければいけない。それができず、残り5秒で追いつかれた」

「ピッチがひどかったけど、言い訳はしないよ。僕らは勝利を望んでいたが、実現できなかった。ほぼ試合終了というタイミングでのゴールは予想外だったよ。僕らの方がチャンスは多かったけど、彼らは何としてでも結果を残そうとしたんだ」

　それでも、トッティはグループステージ突破の行方が自分たち次第だと強調している。マンチェスター・シティがバイエルンを下したため、ローマはシティとの最終節で勝てばベスト16進出。CSKAがバイエルンに勝たなければ、スコアレスでのドローでも決勝トーナメント進出となる。

「僕らは自分たちのことだけを考えるべきだ。難しいグループなのは分かっていた。僕ら次第なのは変わらないんだ。シティ戦はホームで、観客が助けてくれるはずだよ。何としてでも勝ってグループステージを突破したい」

　ローマは週末のセリエAでインテルと対戦する。ロベルト・マンチーニ監督が就任したインテル戦に向け、トッティはこのように述べている。

「インテルはマンチーニが監督になったね。彼は素晴らしい指揮官で、モチベーターとしても見事だ。インテル戦は常に特殊な試合だよ。リーグ戦に集中し、ユヴェントスについていかなければいけない」

---

▼関連リンク
欧州CL14-15特集