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[プレミアリーグEAST]F東京内定の流経大柏DF小川、選手権で“ヒガシのクリロナ”との対戦に興味も

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[11.23 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 流通経済大柏高 3-1 札幌U-18 流通経済大柏高G]

 流通経済大柏高のDF小川諒也(3年)にとって札幌U-18戦は、17日に来季のFC東京加入内定が発表されてから初の公式戦。小川は前半9分に「100パーセント枠に行く自信があります」と絶対の自信を持つ左足FKでゴールを脅かすと、15分には「(チームとして)力を入れている」というアーリークロスをファーサイドのMF松本雅也の頭へ通した。左SHとして先発して攻撃力を発揮した小川は後半、「ずっとバックラインはやっていなかった」という最終ラインに入って逃げ切りに貢献。本職とも言える左SBに加えて、CBでもプレーする万能性を披露して勝利した。

 この日、チームがプレミアリーグ残留を決めたことによって「これで選手権に向けて集中できる」と小川は笑顔を見せた。全国最激戦区とも言える千葉県王者であり、小川をはじめ実力者揃う流経大柏は選手権の優勝候補の一角だ。小川は「チームの仕上がり的にも狙えると思うし、実力ある選手もいるので狙っていきたい」と日本一を宣言。そして注目選手として臨む全国大会へ「相当マークきつくなると思うんですけど、そこで打開できなきゃプロとしてやっていけないと思うんで、マークついていてもマークを楽しめるくらいのプレーヤーになりたい」と誓った。

 流経大柏にとって全国大会で最大のライバルとなりそうなのが、夏の全国高校総体優勝の東福岡高だ。逆ブロックの東福岡と決勝で対戦が実現すれば、東福岡の右SHを務める“ヒガシのクリロナ”ことヴィッセル神戸内定MF増山朝陽と小川がマッチアップすることになる。DF2人がかりでしか止まらないような強力なサイドアタッカーとの対戦にも興味を持っている小川は「負けられないですね。一人で止めますよ!」と闘志を燃やしていた。

 プロ入りする来年に向けて「(先輩の新潟MF)小泉さんが1年目から出ているので刺激になりますし、自分も1年目から目指していきたい」と小川。選手権でチームを優勝へ導き、来季はF東京で「自分のチームにそういう選手がいるのは勉強になる。吸収できるものは吸収していきたい」という日本代表DF太田宏介たちとのポジション争いに挑む。
 
(取材・文 吉田太郎)
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