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仙台、ホーム最終戦で徳島を下しJ1残留が決定

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[11.29 J1第33節 仙台2-1徳島 ユアスタ]

 14位ベガルタ仙台がJ1残留を決めた。ホーム最終戦で徳島ヴォルティスに2-1で競り勝ち、5試合ぶりの白星。この日、17位C大阪、16位大宮がそろって敗れたため、最終節を残して残留が確定した。

 試合前の時点で17位C大阪のJ2降格が決定。仙台は勝って大宮が引き分け以下に終わるか、引き分けでも大宮が敗れれば、最終節を待たずにJ1残留が決まる状況でキックオフを迎えた。

 FWウイルソンが負傷欠場し、FW武藤雄樹が2試合ぶりに先発した仙台は開始早々に先制点を奪う。前半5分、PA内左で縦に仕掛けたMF野沢拓也の折り返しはDFにクリアされたが、こぼれ球を武藤がもう一度折り返し、MF太田吉彰が右足で流し込んだ。

 太田は5月6日の神戸戦(4-3)以来、今季2得点目。幸先よくリードを奪うと、その後も試合の主導権を握り続けた。前半43分にはDF菅井直樹の右クロスにFW赤嶺真吾が頭で合わせたが、ゴール上へ。劣勢の徳島も同45分、PA右でFKを獲得。角度のない位置からMF那須川将大が左足で直接狙ったが、GK関憲太郎がかき出した。

 前半のシュート数は仙台の8本に対し、徳島は1本。後半も仙台ペースで試合は進んだ。後半13分、MF富田晋伍の縦パスを野沢がヒールで流し、オーバーラップしてきた菅井がPA内に進入。GKもかわして無人のゴールに左足で流し込み、2-0と突き放した。

 すでに最下位でのJ2降格が決まっている徳島も意地を見せる。後半32分、右サイドからのFKを那須川が左足で入れると、ニアサイドのDF橋内優也が頭でそらし、ゴール左隅へ。1-2と1点差に追い上げ、同42分にはMFエステバンの左クロスに途中出場のFW高崎寛之が頭で合わせたが、GKの正面を突いた。

 試合はそのまま仙台が2-1で逃げ切り、J1残留が決定。徳島は5連敗で12試合勝ちなし(1分11敗)となり、勝ち点13のまま最終節を迎えることになった。歴代のJ1最低勝ち点は12年札幌、13年大分の勝ち点14。ワースト記録を逃れるためには、ホームでの最終節でG大阪から勝ち点を奪う必要がある。


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