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パルマの売却が合意、ギラルディ会長退任へ

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近日中に正式決定へ

 パルマのトンマーゾ・ギラルディ会長(写真)は、クラブを売却することで合意に達したようだ。イタリア複数メディアが報じている。

 ギラルディ会長はロシア・キプロス系の石油産業の企業グループとの間でクラブ売却の合意に達し、選手たちにもその旨が伝えられたとのことだ。売却額はメディアにより「500万ユーロ以上」あるいは「700~800万ユーロ」などとされている。

 7日に行われたセリエA第14節ラツィオ戦の前に、パルマのピエトロ・レオナルディSD(スポーツディレクター)は次のように語った。

「我々は今朝、事態が進展したことについて会長から直接連絡を受けた。ギラルディ会長が自ら対処していた交渉だ。以前から取り組んでいたことだが、ここに来て進展があったことを知らされた」

「我々が聞いたのは合意があるということだけだ。今後正式な決定を待たねばならない。新会長の名前は知らない。ただ我々が知っているのは、ファビオ・ジョルダーノ弁護士が副会長として詳細を担当することだけだ」

 選手たちの反応については、レオナルディSDは次のように話している。

「もちろん、ギラルディ一家と同じ経験を共有してきたため、感情的な影響もあった。その一方で、今後すべてが正式に決まったとすれば、新オーナーが何をするのかを確認したいという関心もある」

 今年5月末には一旦辞任の意志を表明し、その後周囲からの声を受けて続投を決めたギラルディ会長だが、今回はついにパルマを手放すことになりそうだ。

 ギラルディ会長は2007年1月にパルマを買収。在任中に一度セリエB降格を強いられたチームは再び昇格を果たし、昨季は6位の好成績を収めたが、現在は最下位に沈み再び降格の危機に瀕している。


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