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ルーキーでベストイレブン選出…大ブレイクのF東京MF武藤「自分を褒めてあげたい」

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 今季、大ブレイクを果たした。ベストイレブンに選出されたFC東京MF武藤嘉紀は、初の『Jリーグアウォーズ』の舞台に「緊張しました」と振り返っている。

 ベストイレブン選出時に一言コメントしたものの、「コメントもいろいろ考えていましたが、舞台上に立つと緊張がドッときて、言いたいことがすっぽ抜けてしまいました」と苦笑。しかし、「素晴らしい選手の中に自分が選ばれたということで、非常にうれしく思います」と初のベストイレブン受賞を素直に喜んだ。

「この1年でだいぶ環境も変わりました」と自身も語ったように、武藤にとって激動の1年だった。今季加入したF東京で開幕スタメンを飾ると、その後は得点を量産。最終的に新人最多得点記録タイとなる13得点を挙げて、チーム得点王に輝いた。

 さらに、9月5日のウルグアイ戦でデビューを飾った日本代表では、4日後のベネズエラ戦でアギーレジャパン第1号となるゴールを叩き込むなど一躍脚光を浴びた。そして、「2014Jリーグアウォーズ」の舞台で初のべストイレブンに選出されて激動の1年を締めくくった。

 今季を振り返った武藤は、「1年前はFC東京でレギュラーを取れればいいなと思っていたし、普段、自分が掲げないような大きな目標として10点という目標を掲げていました。それを達成できたという面では充実していたし、自分の予想以上の結果を出せたと思います」と胸を張った。

 そして、「普段は自分のことを褒めませんが、大きなケガなく1年を過ごせたので、しっかりと自分を褒めてあげたい」と語ると、「ただ、これに満足することなく、来年もこの賞を頂けるように精進して成長したいと思います」と来季への意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)

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