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プレッシャーの中でつかんだ得点王…川崎F大久保「うれしいより、ホッとした」

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 史上初となる単独での2年連続得点王に輝いた川崎フロンターレFW大久保嘉人は「良かった」と安堵の表情を見せた。

 昨季26ゴールを挙げて得点王となったストライカーは、今季を迎えるにあたってプレッシャーも感じていたと話した。「『前の年に得点王を取っても、次のシーズンで点が取れないんじゃないか』と言われたときもあったし、『一ケタ得点だったらダサいよ』と言われてきたから」。

 しかし、コンスタントに得点を記録すると、18のゴールを積み重ねて、再び得点王の座に輝いた。大久保は「去年とはちょっと違いますね。去年は単純にうれしかったけど、今回はプレッシャーが半端なかった中でつかんだ得点王だったから。うれしいというか、ホッとしたし、また自信になりました」と胸を張って答えた。

 来季は、史上初の3年連続得点王に期待が高まる。もちろん、本人もそこを目指すと力強く語った。「今シーズン得点王を取ったというのを忘れて、また、そこ(得点王)に向かって行こうとしてやりますし、それが3年連続になればいいと思っています」と決意を表明した。

(取材・文 折戸岳彦)

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