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[CL]ジェラードのFK弾で同点も及ばず…リバプールとドローのバーゼルがGL突破を決める

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[12.9 欧州CLグループリーグ第6節 リバプール1-1バーゼル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は9日、各地でグループリーグ第6節1日目を行った。B組ではFW柿谷曜一朗の所属するバーゼル(スイス)が敵地でリバプール(イングランド)と対戦。前半に先制し、後半15分に数的優位に立ったバーゼルが、終盤に同点を許すも1-1で試合を終え、グループリーグ2位で勝ち抜けを決めた。なお、柿谷はベンチメンバーから外れている。

 勝たなければグループリーグ突破の可能性がないリバプール。ホームで負けが許されないだけに開始から気合の入った攻めを見せた。前半2分、MFラヒーム・スターリングが右から中央に切れ込んで相手をかわし、最後はMFスティーブン・ジェラードが右足シュート。これはGKトマーシュ・バツリークの正面を突いた。

 開始からの猛攻を耐えしのいだスイス王者は、前半13分に高い位置でボールを奪い、MFルーカ・ズッフィがつないでFWシュケルツェン・ガシが左足ミドル。これはわずかに枠を外れたが、徐々に流れを引き寄せると、同25分、縦パスを受けたMFファビアン・フライが上手く反転をして、ズッフィとのパス交換からPA手前で豪快に左足を振り抜く。これがゴール右隅におさまり、アウェーのバーゼルが先制に成功した。

 先手を許したリバプールは、ボールを支配するもなかなかシュートまで持ち込むことができない。前半を1点ビハインドで折り返すと、後半開始からFWラザル・マルコビッチとDFアルベルト・モレノを投入し、攻撃のリズムを変える。しかし、同15分、DFベーラング・サファリの前線からの守備にイライラしたのかマルコビッチが右手で顔をはたいてしまい、一発レッド。リバプールは10人となり、さらに苦しい状況となった。

 それでもプレミアの意地で数的不利を感じさせない攻めを見せたリバプールは、後半27分、ジェラードがスルーパスに抜け出し、決定機を迎えるもタイミングよく飛び出したGKバツリークに止められてしまう。同37分、スターリングの仕掛けから左45度の位置でFKを獲得すると、キッカーはジェラード。GKの逆を突くニアに強烈なキックを打ち込み、左ポストをかすめながらもゴールネットを揺らしてついに1-1と試合を振り出しに戻した。

 同点で勢いに乗るリバプール。引き分けでも終わっても勝ち抜けが決定するバーゼル。試合終了まで一進一退の白熱した展開が続いたが、バーゼルがリバプールの反撃を1点に抑えて、1-1で終了。グループ2位でバーゼルがレアル・マドリーとともに決勝トーナメント進出を決めた。一方、グループ3位に終わったリバプールはヨーロッパリーグ(EL)に回ることになった。

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