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[CL]終盤は互いに冒険せず…A・マドリーが首位、ユベントスは2位でGL突破

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[12.9 欧州CLグループリーグ第6節 ユベントス0-0A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は9日、グループリーグ第6節を各地で行った。A組のユベントス(イタリア)はホームでアトレティコ・マドリー(スペイン)と対戦し、0-0で引き分けた。勝ち点1ずつを積み上げた両チーム。A・マドリーが1位、ユベントスが2位で決勝トーナメント進出を決めた。

 いよいよグループステージ最終節を迎えた。A組は勝ち点12でA・マドリーのみがGL突破を決めており、同9でユベントス、同6でオリンピアコスが追う展開。ユベントスは2-0、もしくは3点差以上で勝利すれば首位通過となるが、引き分けなら2位通過、そして敗れれば、オリンピアコス(ギリシャ)がマルメ(スウェーデン)に勝利すれば、GL敗退と、90分後に天国か地獄を味わう流れだった。

 最悪の結果だけは回避したいユベントスは早めに点が欲しいところだが、なかなかチャンスが作れない。前半32分にはMFポール・ポグバが左サイドから右足アウトで絶妙なクロスを入れるが、FWフェルナンド・ジョレンテのヘッドはミートしきれず、GKミゲル・アンヘル・モヤの腕の中に収まった。

 一方のA・マドリーは1点差の敗戦であればGL首位通過を決めるため、無理をしない。後半に入っても攻め手を欠くユベントスとは対照的に落ち着いた試合運びを見せ、時間を消化していく。ゴールを割られることが怖いユベントスも試合が進むにつれて冒険心が薄れていく。結局互いに交代枠も使わないまま、試合は終了。仲良く勝ち点1ずつを積み上げ、A・マドリーは首位で、ユベントスは2位でのGL突破を決めた。

 もう1試合はオリンピアコスがホームでマルメを4-2で下した。マルメもヨーロッパリーグ(EL)進出の可能性があっただけに奮闘したが、オリンピアコスが打ち合いを制した。だがユベントスには勝ち点1届かず、3位が確定。オリンピアコスがELに回ることになった。


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