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[EL]論争必至、インテル引き分けドニプロが2位に滑り込む

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カラバフはドラマを起こしたかに見えたが…

 11日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループF最終節で、インテルと引き分けたカラバフが3位に後退して敗退した。最終節で勝利したドニプロが最下位から2位に浮上し、グループステージ突破を決めている。

 すでにグループ首位を決めているインテルは、一部主力を遠征に帯同させず、長友佑都もメンバーから外れた。

 インテルを除く3チームに決勝トーナメント進出の可能性がある状況のグループF。インテルをホームに迎えたのは、勝てば他会場の結果に関係なく2位となるカラバフだ。

 しかし、主力不在でもインテルはインテル。モチベーションに差があることは明らかだが、アピールを狙うインテルの若手に苦労する。3バックで臨んだインテルは、何度か好機をつくった。

 それでも、ドニプロ対サンテティエンヌのゲームでもスコアがなかなか動かず、2試合とも引き分けなら勝ち上がりとなるカラバフはなかなかリスクを冒さなかった。

 先に試合が動いたのはドニプロ対サンテティエンヌ。66分、フェデツキのゴールでドニプロが先制すると、最下位から暫定2位に急浮上。カラバフは前に出る必要が生まれた。

 しかし、インテルは80分、オスバルドのミドルシュートなどで時折チャンスをつくり、カラバフをひやりとさせる。急ぎたいカラバフだが、なかなかフィニッシュまで持ち込めなかった。

 それでも、カラバフは後半アディショナルタイム、左サイド深い位置からのクロスが入ると、ニアに当たってこぼれたボールをアルメイダがシュート。ドンコルに当たってコースが変わり、ゴールに転がっていった。

 満員のスタジアムが沸き、カラバフの2位通過が決まったと思われた。しかし、この歓喜が直後に落胆に変わる。審判団はカラバフのゴールを認めず、試合終了のホイッスル。ドニプロが勝ったため、カラバフは3位に転落した。

 UEFA公式サイトにはカラバフのジョージがオフサイドだったと記されているが、ジョージはオフサイドポジションにいたものの、ボールには関与していない。このゴールが認められていればアゼルバイジャン史上初のグループステージ突破が決まっていただけに、これが議論を呼ぶことは間違いなさそうだ。

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