ゴールを量産する選手の存在は大きいとも

　ユベントスGKジャンルイジ・ブッフォンは、欧州の舞台で頂点に立つには、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドやバルセロナFWリオネル・メッシのような選手が必要だと話している。

　公式戦875試合を戦ってきたベテランは、ユベントスやイタリア代表で数々の栄冠を手にしてきた。だが、「レジェンド」と呼ばれることは好まないようだ。スペイン『アス』のインタビューで、次のように話している。

「レジェンドは人間を超えたものであり、僕は違うよ。僕は魂と心を持ったスポーツマンだ。自分のことは、イタリアと欧州、世界のサッカー史の一部になったサッカー選手だと考えている。レジェンドは死んでからつくられるものだ。まだ先であることを願っているよ(笑)」

　また、パルマ時代にともに仕事をしたカルロ・アンチェロッティ現レアル・マドリー監督に対し、ブッフォンは次のように賛辞を送っている。

「僕たちは良い関係にあった。カルロは偉大な監督であることを示してきたと思う。マドリーでこれほど良いプレーを見せられると思っていたか?　そうだね。彼は戦術的にも知識があり、マドリーのようなチームを率いる人間性もある。マドリーのようなチームにとって完璧な監督だ」

　自身がマドリーでプレーすることを希望したことはあるかと聞かれると、ブッフォンはこう答えた。

「若いときは、欧州のビッグクラブでプレーすることを夢見るものだ。だから僕は、ユーベ、ミラン、インテル、マドリー、バルセロナ、そしてリバプールでのプレーを夢見ていたよ」

　チャンピオンズリーグ(CL)でグループステージ突破を決めたユベントス。再び欧州のトップとなるのに必要なものを問われると、ブッフォンはこのように答えた。

「ユーベには、CLで勝っていないすべてのチームになかったものがない。つまり、C・ロナウドかメッシだ。大きいんだよ。そういう選手がいることは確実性につながる。いかに試合がうまくいかなくても、少なくとも1ゴールを決めてくれるんだ。これは心理的に大きなアドバンテージだよ」

---

▼関連リンク
欧州CL14-15特集