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「ユナイテッドはアイデンティティーの危機にある」

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ミューレンスティーン氏が語る

 元マンチェスター・ユナイテッドアシスタントコーチのレネ・ミューレンスティーン氏は、ルイス・ファン・ハール監督率いる現在のユナイテッドがチームとしてのアイデンティティーを失う危機に立たされていると主張している。

 今季からファン・ハール監督が就任したユナイテッドは、シーズン序盤戦こそ苦戦を強いられていたものの、ここに来て5連勝。プレミアリーグで3位まで順位を上げてきた。

 だが、2007年から13年までサー・アレックス・ファーガソン元監督の下でアシスタントを務めたミューレンスティーン氏は、現在のチームの戦いぶりに納得はしていないようだ。イギリス『テレグラフ』のインタビューで次のように語った。

「ファン・ハールがチームにもっと良いプレーをさせることがまだできていないのは、大きな驚きだと感じる。もうすぐクリスマスだが、パフォーマンスを見てみればいい。まだ流れるようなプレーやリズムは見られない」

「5連勝を収めてはいるが、アーセナルとの試合では完全にやられていた。サウサンプトン戦も負けていたはずの試合だった」

 現在アシスタントコーチを務めるライアン・ギグス氏は、ファーガソン時代からのDNAを受け継ぐ唯一の存在だとミューレンスティーン氏は語る。

「ライアンはファーガソン時代とのつながりを残している存在だ。ファーガソンがクラブに植えつけたそのDNAの中で彼は育ってきた。それを持ち続けている最後の一人だ。彼がクラブを去るとすれば非常に悲しい瞬間になるだろう」

「ユナイテッドはある種のアイデンティティーの危機にさらされている。ファーガソンのチームでは、ホームでもアウェーでも同じアプローチだった。”我々はユナイテッドであり、試合を支配する”というものだ。我々は最初の5分から主導権を奪いにいこうとしていた」


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